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ケアの向こう側―看護職が直面する道徳的・倫理的矛盾
ダニエル・F. チャンブリス ![]() 定価: ¥3,150 販売価格: ¥3,150 人気ランキング: 66780位 おすすめ度: ![]() 発売日: 2002/04/01 発売元: 日本看護協会出版会 発送可能時期: 通常3~5週間以内に発送 ![]() 著者は組織社会学を専門とする学者である。この本は、20年近くもかけたフィールドワーク(ナースへのインタビューと著者自身による観察)をベースに、社会学の理論も交えながら、病院という閉じた組織の中での、ナースの業務や、医師・病院管理者・患者とその家族との関係の中でナースの立場、ナース個人の業務上の、また人間としてのジレンマと葛藤などを見事に描いた好著である。特に、一般人にとっては想像を絶する生死の場面に日々遭遇しているナースが、ある意味で全てをルーチン化することで現実に極めて冷静(かつ冷酷に)対処しながらも、一方で女性、(医師より一段も二段も)低く見なされ、尊敬もされない職業、病院や医師に従属する者、という限定的なポジションながらも、誰よりも長く患者と�!��!��する故の悩みについても、詳細に描かれている。筆者のポイントは、生命に関わる倫理を従来問い掛けてきた倫理学者たちに対し、もっと現場のナースの実情や、組織における倫理的ジレンマを理解した上で、新たな倫理問題の解決を探るべきというメッセージであろう。色々なことを学んだ一冊である。 PR |
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